地域と大学生がまちの未来をともにつくる
「PLUS KAGA 」は地域と大学生が協働し、人口減少が進む地域に新しい魅力と暮らしの豊かさをつくるプロジェクトを提案・実行していく新しいまちづくりの取り組みです。2016年にスタートして以来、これまで多くのプロジェクトが地域の人々の支えのもと市内各地で実現し、加賀市に新しいプラスの変化をもたらしはじめています。
大学生の活動や発表会が、市民の地域を越えた交流を生み出していると感じます。また、大学生のプレゼン姿に憧れて地域に関心を持つ子が現れたりと、大学のない加賀に住む中高生にとってとても貴重な刺激を与えてくれる存在です。
実は町町の個性際だつ加賀。でもそんなこと知らなくてもそこそこ快適。そこに、よそ者若者が柔らかい思考でじわりと近づいてきた。多種多様な接着剤が可動、つながりあって文化が生まれた。そして次へ更なるステージへ。彼らのエナジーを自走へとつなごう!今、町町の力が活きてくる。
PLUSKAGAももう5年目(早すぎる!)。変わらず地域を縦横無尽に駆け巡り、加賀の持つ魅力や課題をフックアップし続ける学生たち。彼らの視点から提案&実践されるプロジェクトは、私たちにかけがえのない気づきをもたらしてくれます。毎年楽しみにお待ちしています!
「チャレンジできるまち」。消滅可能性都市である加賀市にとって、大切なことだと考えています。新しいことを始めたい市民の方や本市に移住された方、地域おこし協力隊などを、PLUS KAGAの学生がミツバチとなり、つなげていくことで「若者がワクワクするまち」となることを夢見ています。
PLUS KAGAは地域を助けてくれる救世主では決してありません。ですが、若い市外の学生たちと、共に気付き合い、共に学び合い、地域の課題解決を通して共に成長し合う、大切な存在です。私は、きっとこれが人口の交流や関係の新しい形だと思い、毎回ワクワクしています。
学生の視線で切り取られたテーマから、地域の場所や人の多様性を知る。一緒に動けば元気をもらう。子どもたちは、未完の未来を生きる学生に出会い、キラキラした目で憧れを胸に抱く。大学がない、大学生もほとんど住まない加賀市にも、学生の数だけプラスな可能性が広がっていく。