
地域と大学生がまちの未来をともにつくる
加賀市には山中漆器や九谷焼など古くから伝わる工芸品があります。器ひとつを遡ると、器を使う人、器を売る人、器を作る人、材料を加工する人、材料を取る人、道具を作る人……と、想像できないほどたくさんの人が関わっています。想像したこともないような景色が広がっている工芸の世界を深く知り、魅力を伝えていきます。
今年はオンラインの夏のワークショップの開催ということで、エリアごとにさまざまな方々のお話をお聞きしました!
私は大学でプロダクトデザインを専攻しています。ものづくりを学んでいく中で、自分がもともと持っていたものづくりに対する印象とどこがギャップを感じる瞬間がありました。私の中のものづくりとは、洗練された技術と、だれかの生活を思い浮かべ、こだわりやプライドが滲み出るような、温かいもの、という印象。まさに工芸品でした。
そして、そのの工芸品について作る人のこと工程のことを考えることで、普段工芸品を使用している人の生活が少し特別なものになるのではないかと感じました。
工芸品が生活に取り入れられるまでに、買う人がいて、作る人がいて、材料を取る人がいて、、、、もっとたくさんの人が関わっています。
実際に職人さんの元に訪れて、工芸品の実態を見て、どんな世界が広がっているのかをリサーチ進めていきたいと思っています!
11月後半に2週間ほど加賀に滞在しました!
初めての加賀だったので、全てが私にとってわくわくでした。
滞在中は職人さんの工房にお邪魔して、実際に作る現場を見ながらお話させていただきましたた。
完成した製品しか見たことがなかったので、作っている現場の迫力に驚きました。
丸太を器の厚みに切って、そこから大体の大きさにして、形を作っていき、そこから漆などで色をつけていく、その流れを目の当たりにし、「すごい…」の一言ばかりでした。
大きな丸太を見た時、本当に木から作っていることを初めて認識し、この感動を伝えたいと思いました。
工芸品の世界は思っている以上に奥深く、知らないことばかりです。その作る現場を見ることでもっと工芸品を身近に感じられたらいいなと思います。
これからは、11月のフィールワークでお伺いすることのできなかった現場に行きたいと思います(木の伐採、市場、蒔絵、漆掻き、採石など)。同時に、これからどのような形で皆さまにお伝えできるかを考えていきます。
また、自分で工芸品を作ることにもチャレンジします!