地域と大学生がまちの未来をともにつくる

 

地域と大学生がまちの未来をともにつくる

 

大学生の加賀市での活動

「魚行商文化の発信」地域住民と魚行商人をつなげる

3期生 | 日本女子大学卒 | 渡瀬真由
3期生
 

プロジェクト概要

加賀市には新鮮な地魚を軽トラックで売り回る魚行商文化があります。おいしい地魚はもちろん人と人が交わる販売風景もその魅力です。しかし少子高齢化からお客さんの減少や、後継者がいないなどといった課題も抱えています。その背景には魚行商の認知度の低さもあります。プロジェクトでは、地域住民と魚商人をつなげる機会を生み出し、かかりつけ魚商人を見つけるきっかけを作りたいと思います。


主催学生から


プロジェクト背景と経緯

橋立の新鮮な魚を届ける魅力溢れる魚行商人

女性の働き方に関心を持っていた私は、加賀市では魚売りで女性が活躍していることを聞き直接お話を聞くことにしました。そこに集まってくださった魚行商人は60代以上の方が多く、80代の方もいました。年齢を感じさせないパワフルさ、そしてみなさん口を揃えて「仕事は楽しい」とおっしゃっていたことが強く印象に残っています。ですが詳しく話を聞いていくと「お客さんは高齢の方が多くだんだん数が減っている」「自分たちで後継者を探そうと考えたことはない」といった課題も浮かび上がってきました。その後私は魚行商人の方の販売に同行させていただき、魚行商がどんなものなのか密着取材を行いました。私が目にしたその販売風景は本当にワクワクするもので、前日の晩に競りにかけられた新鮮な魚を素敵な魚行商人の方と会話を楽しみながら買えることは加賀市で暮らすうえでの魅力にもなるのではないかと感じました。魚行商人の仕事は、現代社会で希薄になっている地域のコミュニティを育み、地物を消費する機会を生み出すことで地域性をもたらすものだと思います。そんな魚行商が今後もこの地域に深く根を張っていけるように、そして魚行商人の方々に喜んでいただけるようなプロジェクトを目指しました。


プロジェクト実践

PLUS KAGAでのプロジェクト発表会の来場者コメントを通して、魚行商が縮小してしまっているのは核家族化や共働き世帯の増加、魚を食べなくなった等ということよりも、魚行商が地域住民にそもそも知られていないことの要因が大きい可能性が見えてきました。そこで魚行商人と地域住民をつなげる手段が必要だと感じ、魚行商を発信するはじめの取り組みとしてFacebookを使って魚行商人と地域住民が直接やり取りできる仕組みをつくりました。電話帳代わり程度しか携帯を使ってこなかった魚行商人の方々がFacebookで販売情報を発信してくださるまでになり、加賀市の魚行商の認知度は上がったように思います。しかし、実際にお客さんが増えることには至っていないため、次の取り組みとして実際に魚行商人を紹介しながら地魚料理を味わうイベントの開催を計画中です。PLUS KAGAを通して出会えた素敵な魚行商人の方々など会いたい人がいる加賀のまちとこれからも長く関わりながら一歩ずつプロジェクトを進めて参りたいと思います。


地域の声

https://pluskaga.org/wp-content/s/original

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