地域と大学生がまちの未来をともにつくる

 

地域と大学生がまちの未来をともにつくる

 

大学生の加賀市での活動

よみがえれ柴山潟プロジェクト

3期生 | 九州大学 | 石本大歩
3期生
 

プロジェクト概要

加賀市にある柴山潟は美しい観光資源であるとともに貴重な水資源であり、潟の水は最終的に日本海へと流れ出します。そこで問題となっているゴミについて、ゴミの流れを可視化することで柴山潟流域の生活が柴山潟のゴミ問題につながっていることを体験的に子ども達に学んでもらう教育的取り組み、そしてその可視化されたデータをもとにゴミを減らす方法について考える掃除方法考案の取り組みからゴミ問題の解決をめざします。


主催学生から


プロジェクト背景と経緯

柴山潟のゴミの集まる場所「ゴミヶ島」

僕は片山津の総湯に初めて行った時、温泉から見える綺麗な柴山潟と白山の風景に圧倒されました。しかし実際に柴山潟やその流域地域を回る中でゴミや水質に関する問題を目の当たりにしました。なかでもゴミ清掃は地区ごとに行われ他の地域の状況は見えにくく情報共有が不足していることがわかりました。そこで大学生である自分が旗をあげることで地区の垣根を越えてゴミ問題解決に取り組みたいと思いこのプロジェクトを立ち上げました。

なかでもこれから地域を担っていく子どもたちに自分たちの生活と柴山潟の生活を知ってもらいたいという思いがありました。何か実体験を伴って体験的に学べる方法がないか考えていた時に「実際にゴミを流してみれば?」というPLUS KAGAメンバーの意見をもらい、昨年度は桃太郎に扮してゴミに見立てた漁用のウキと一緒に柴山潟とその流域河川を流れ、ゴミがどこから来るのか?どこに流れ着くのか?ということについて小学生と共に考えました。そして今年度は昨年の取り組みでわかってきた「ゴミが最後に流れ着く場所」を丸ごと綺麗にできるような新しいゴミ回収システムの考案と制作に取り組んでいます。


プロジェクト実践

〈ゴミ問題に対して地域の垣根を越えた取り組みを!!!〉

海、川や潟などのゴミ問題は流れ着いた先の地域では問題意識が強くゴミを減らすための活動は進んでいます。しかし実際にはゴミは川や潟の流域地域から出されたものも多くもはやゴミが流れ着く先だけの問題ではありません。加賀市のなかでも柴山潟のゴミ問題と水質問題は長年問題視され取り組まれている課題です。そしてこれらは柴山潟だけの問題ではなく柴山潟に流れ込む3つの川流域や最終的に流れ着く海のすべての地域の問題です。そこで私は「美しい川の水を日本海へ」というテーマのもと地域の垣根を越えて誰もがゴミや水質の問題を意識しながら生活をすることが大切なのではないかと考えました。 

そこで2019年度は「ももたろうプロジェクト」と名付け活動を行いました。川に捨てられたゴミはどのように柴山潟に流れ着き日本海に流れ出しているのかということを明確にするために、漁に使うウキをゴミに見立てて流域地域から流し子どもたちと共にゴミの流れを見える化し、自分たちの生活と柴山潟との関係について考え、そのゴミを減らすためには何ができるのかということを考えました。実際にゴミに見立てたウキと共に川を漂流してゴミが最終的に流れ着く「ゴミヶ島」を見つけたことから「ももたろうプロジェクト」という活動名は付けられました。

〈効率的にゴミを集めるために〉

そして2020年度は新たに「くじらプロジェクト」と名付け活動を続けています。昨年の活動を通して見えてきたゴミの流れについて川、潟、海について専門的な知識を持つ方々と、どうしたらゴミを減らせるかということを、子どもたちにどのように今後ゴミ問題に取り組んでもらうかという教育的観点、掃除の際にどのようにしたら効率よくゴミを回収できるのかという清掃の観点から考えました。今年は川の上流の子どもたちとゴミについて考える授業をする予定でした。

しかしロナウイルスの影響で小中学校で授業を行うことは難しくなったこともあり、活動をゴミを減らすためのゴミ回収網の考案と製作に絞り清掃の負担を減らすことに取り組んでいきます。8月には動橋の宮永鉄鋼さんにお願いしてゴミ回収用の網のフレームを作成してただきました。

そしてついに9月にそのフレームに漁用の網を編み付ける作業を行い、ゴミ回収網の第一号機が完成しました。網の制作については、橋立の漁師の窪川さん、中外製網さんのご指導のもと一週間かけて行いました。制作期間中、加賀市の色々なところから見学に来てくださったり、差し入れをしてくださったおかげで暑い中の作業でしたがなんとかやり遂げることができました。

次はいよいよこの網を使ってゴミ清掃を行います!!!この実践もコロナウイルスの関係で一斉清掃が中止となっていることからなかなかすぐには行えない状況ではありますが、準備を進めています。網を実際に運用していくためには今後もたくさんの方々のご協力をいただくことになると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


地域の声

https://pluskaga.org/wp-content/themes/original

SNS