
地域と大学生がまちの未来をともにつくる
「日本文化を成熟させる交流」というアイデアに基づき、サロン型のオンラインショップの制作を進めています。石川県の伝統工芸品である九谷焼等を販売することに加え、ECサイトの利用者が、九谷焼を提供する職人や作家、販売員とも繋がれるような仕掛けづくりも構想しています。
2020年の春、新型コロナウィルスの影響を受け、石川県九谷焼美術館は休館を余儀なくされ、茶会やナイトパーティといった交流イベントなども軒並み中止となりました。
3密回避が叫ばれる今日、再び密にコミュニケーションできる世の中へと戻る日を願って「職人と交流するオンラインショップ」というコンセプトを思いつきました。
オンラインショップ制作にあたり、撮影や執筆などの業務を担当しています。NPO法人さろんど九谷の名前にもある、サロン的な交流体験は通販だけでは得難いものです。ECサイトで完結させるのではなく、ネットとリアルを掛け合わせたサービスを生み出すことで、工芸のある暮らしを体験して頂きたいと考えております。
具体的には、ECサイト利用者が、九谷焼美術館で開催される茶会やナイトパーティ、コンサート等に参加し、職人との交流を楽しめる機会をつくる予定です。オンラインショップは2020年度内の完成を目指し、職人や作家、ミュージアムショップのスタッフと協議を重ねています。