
地域と大学生がまちの未来をともにつくる
加賀市にあるたくさんの古い町家。時代に取り残されていますが、まだまだ住めるはず!そして町家に詰まった「住む人のための生活の知恵」をこれからも活かしたいと思っています。そのために活躍するのがテクノロジーの力。「AI」や「IoT」などの言葉が先行するのではなく、人に密着し、日々の暮らしを豊かにするテクノロジーのありかたを考え、実装していきます。
近年、ITやテクノロジーと言った言葉を盛んに耳にするようになりました。加賀市においても、積極的にテクノロジーを導入しようとする試みがあります。
僕自身もコンピュータを専攻しており、エンジニアとして社会に出ようとしています。
しかし、一方で「日常生活での恩恵はあるのだろうか?」「効率化・自動化以外の、幸せや豊かさ」といった面へのテクノロジーの貢献はできないだろうか?」という疑問を感じていました。
「テクノロジー」、特に最近では「AI」「IoT」といった言葉に引っ張られる都市開発や暮らしの改善でなく、人の生活や豊かな暮らしを支える新しいテクノロジーの形を考えたい、そう思っていました。
そんな時に加賀に来て、人々が生き生きと暮らす加賀の街の雰囲気や古くからある町家、そしてそうした家が空き家となってしまっている問題を聞いたのです。
こうした古くからある町家にある人々の豊かな暮らしを支える役割をテクノロジーの力で補完させ、新しい加賀の暮らしを作りたい!そう思いました。
2019年度の冬のワークショップでは、PLUS KAGAの拠点である大聖寺の町家に「スマート電球」を導入してみました。
4,000円ほどの投資で、家にある電気がスマホから着けたり消したりできるようになりました。
今後は加賀市のコンピュータクラブハウスとも連携しながら、テクノロジーをより住民や子どもたちに近いところ、住んでいる場所に近づけれられるような「笑顔」あふれる「住まい」を作れるテクノロジーの形を探していきたいと思っています。